上棟式って何?新築住宅を購入するなら確認すべき必要な準備と費用とは

公開日:2022/12/15

上棟式とはどんな式なのでしょうか?注文住宅を新築する時に上棟式が行われます。これから新築住宅を建てる予定の方には知っておいたほうがよいでしょう。では、上棟式とは一体どんなことが行われるのでしょうか。今回は、上棟式って何・新築住宅を購入するなら確認すべき必要な準備と費用について分かりやすくご紹介します。

上棟式は何のために行われているのか

そもそも上棟式(じょうとうしき)とは一体何でしょうか?上棟式とは、新築住宅の棟上げ(むねあげ)が完了した後に行われる建築系の儀式のことです。

棟上げとは?

棟上げとは、新築住宅を建てる時に、屋根のもっとも高い部分の棟木(むなぎ)が取り付けられることをいいます。棟木が取り付けられたことで、住宅の骨組みが完了したという意味になります。棟上げが完了すると、お祝いのための上棟式が行われます。

建築系の4つの儀式の流れとは?

建築系には、上棟式を含めて4つの儀式があります。儀式は神事によって、執り行われます。基本的には、次の4つの流れで行われます。①地鎮祭②起工式③上棟式④竣工式の順です。それぞれご紹介します。

地鎮祭とは、地域の土地の神様に「この場所で建物を建てます」というご報告をする儀式のことです。起工式とは、地域の土地の神様に「今から建物を建てます」というご報告をする儀式のことです。上棟式とは、地域の土地の神様に「建物の躯体(骨組み)ができました」というご報告をする儀式のことです。竣工式とは、地域の土地の神様に「建物が無事に建ちました」というご報告をする儀式のことです。上棟式は、建築系の儀式の3つ目の段階のことになります。また、報告をする神様は、地域によって若干異なります。

上棟式を行う意味とは?

なぜ、上棟式は行われるのでしょうか?上棟式を行う理由は主に次の3点です。1つ目は、地域の土地の神様、家屋の守護神、大工の神様などに、無事に棟上げが完了したことへの感謝の報告のためです。2つ目は、棟上げまで頑張ってくれた大工さんたちへのねぎらいの祝宴を開くためです。3つ目は、地域の人たちへ家を建てることへの報告やお礼を兼ねて「散餅銭の儀式」を行うためです。基本的に上棟式とは、施主(家主)がお世話になった周りの人たちへ感謝をするための式典という意味があります。

上棟式に必要なもの・準備しておくものは?

上棟式にはどんなものが必要なのでしょうか?こちらでは上棟式に必要なものについてご紹介します。

上棟式の神事に必要な4つのもの

上棟式の神事には、次の4つのものが必要になります。棟札・神酒・塩・米です。費用は、約1万~2万円程度です。ただし、地域によって若干異なります。また棟札・神酒・塩・米についてそれぞれご紹介します。棟札(むなふだ)とは、棟木に取り付ける大きな板の札のことです。棟札の表面には、地元の土地の神様の名前(神社の神様の名前など)が記載されます。裏面には、上棟年月日、大工の棟梁・設計士・工務店・施主(家主)などの名前などが記載されます。

神酒は、主に日本酒が使われます。最近は4合瓶が一般的です。塩は、主に天然塩が使われます。米は、主に精米したての米が使われます。神酒・塩・米の3つは、上棟式の神事の時に、建物の4方にまいてお清めをします。上棟式の神事には、最低“棟札・神酒・塩・米”の4つを準備しておけばOKです。また、上棟式のボリュームによっては水・尾頭付きの鯛・乾物・餅・果物・野菜などが使われます。

上棟式後の祝宴に必要なものとは?

上棟式の一連の神事が終わると、そのまま大工さんたちへのねぎらいの意味を込めた祝宴が行われることがあります。この時は、仕出し弁当や料理、お酒などを用意するとよいでしょう。費用は、仕出し弁当は、1人あたり1,000~2,000円程度が相場です。

大工さんたちへの手土産

祝宴の終了後に、大工さんたちへの手土産を渡すことがあります。一般的にはお酒・お赤飯・お祝いの品などです。費用は、およそ3,000円程度が相場です。

大工さんへのご祝儀

上棟式の神事が終わった後に、大工さんへのご祝儀を渡すことがあります。費用は、1人あたり1万円程度が相場です。

散餅銭の儀

上棟式の神事が終わった後に、地域の人たちへ紅白餅や小銭をまく儀式があります。これを散餅銭の儀といいます。地域によって呼び方が若干異なります。費用は、総額で1万円程度が相場です。

施主の挨拶が必要になることがある

上棟式には、施主(せしゅ)の挨拶が必要になることがあります。ちなみに施主とは、家主のことで、家の建築を大工さんへ頼んだ人のことです。上棟式での施主の挨拶のタイミングは、神主さんや大工の棟梁による上棟式の一連の儀式・挨拶が済んだ後などです。「お疲れさまでした」「竣工までよろしくお願いします」「安全に気を付けて、工事を続けてください」などの簡単な挨拶でOKです。

まとめ

今回は、上棟式って何・新築住宅を購入するなら確認すべき必要な準備と費用についてご紹介しました。これから新築の戸建て住宅を建てる人にとって、上棟式は儀式の1つです。結構大変ですが、やってみると意外におもしろいものです。神主さんや大工さんたちなど、普段付き合いがない人とも接点ができて、後々よい思い出になります。そのため、人生のイベントの1つとして上棟式を経験してみることをおすすめします。本記事が、上棟式のやり方で悩んでいる方への参考になれば幸いです。

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