頭金は必ず必要？頭金の平均金額と用意方法について

家を建てる時には頭金は必ず必要なのでしょうか？住宅ローンを利用して、家を建てる時には頭金が問題になります。当然、頭金が多いほど住宅ローンは組みやすくなります。ただし、そうはうまくいかないのが現実です。今回は、頭金は必ず必要・頭金の平均金額と用意方法について分かりやすくご紹介します。

頭金って必ず必要？頭金の役割について

そもそも家を建てる時に、頭金は必要なのでしょうか？また、頭金には一体どんな役割があるのでしょうか？こちらで詳しくご紹介します。

頭金が不要な理由とは？

結論からいうと、家を建てるためだけであれば、頭金は不要です。頭金が不要な理由は次の3つです。1つ目の理由は、現金で家を建てる場合です。現金があれば、一括で家を建てることができるので頭金は不要です。2つ目の理由は、住宅ローンを長期で組む場合です。家を建てる時に、住宅ローンを長期で組めば、頭金は不要になります。3つ目の理由は、住宅ローンの月々の支払いを増やす場合です。家を建てる時に、住宅ローンの月々の支払いを増やせば、頭金は不要になります。以上3つの理由で、家を建てる時に頭金は不要でも建てることができます。

頭金の役割とは？

頭金の役割とは一体何でしょうか？頭金の役割とは、住宅ローンを組む時に総額を小さくすることです。よって、月々の支払い額を抑えることができます。住宅ローンを組む場合、頭金が大きくなるほど月々の支払いはラクになり、逆に頭金が小さくなるほど月々の支払いはキツくなります。

頭金の平均金額はいくら？

頭金の平均金額は一体いくらなのでしょうか？頭金の平均金額は、地域によってそれぞれ異なります。

首都圏新築マンションでの頭金の平均金額

こちらでは、首都圏新築マンションでの頭金の平均金額についてご紹介します。2017年が平均1,214万円、2018年が平均1,079万円、2019年が平均1,151万円となっています。

一般的な頭金の目安

一般的な頭金の目安は一体どれくらいなのでしょうか？一般的な頭金の目安は、おおよそ購入金額の20％程度といわれています。仮に家の購入金額の総額が3,000万円なら、20％で600万円になります。ただし、家の購入には、税金やそのほかの手数料がかかってきます。それらは5％程度かかります。実際に頭金を用意する時には総額の25％程度用意する必要があります。

頭金はどうやって用意する？

住宅ローンを組む時、頭金があれば後々支払いがラクになります。住宅ローンを組むなら、できるだけ多くの頭金を用意しておいた方がよいでしょう。ところで頭金はどうやって用意すればよいのでしょうか。頭金を用意する方法はいくつかあります。主な方法は次の通りです。定期預金で貯める・自分の親、または配偶者の親から援助してもらう・副業で稼ぐ・貴金属・車などを換金して、資金を作る・節約をして貯めるなどがあります。

頭金がなくてもOK？注意が必要！

現金があれば、家を建てることができます。頭金があれば、ラクに住宅ローンを組むことができます。また、頭金がなくても住宅ローンを組むことはできます。ただし、頭金なしで家を建てる場合には、注意が必要です。では、一体どんな点に注意が必要なのでしょうか。こちらで詳しくご紹介します。

住宅ローンの総額が大きくなる

1つ目の注意点は、住宅ローンの総額が大きくなることです。頭金なしで家を建てると、購入金額のすべてが住宅ローンの総額になります。仮に、購入金額が5,000万円かかる場合、頭金なしで家を建てると5,000万円がそのまま住宅ローンの総額になります。5,000万円の住宅ローンというと、結構大きな金額です。ところがそれだけではありません。5,000万円の住宅ローンを組むと、5,000万円に対して金利がかかってきます。仮に5,000万円の借り入れ、金利3.125％、35年返済にすると返済の総額は8,232万円になります。

結果的に、頭金なしで家を建てると、元金に金利がかかることで、住宅ローンの総額が大きくなります。

毎月の返済額が高くなる

2つ目の注意点は、毎月の返済額が高くなることです。頭金なしで家を建てると、住宅ローンの総額が大きくなり、月々で分割される返済額が高くなります。仮に住宅購入金額5,000万円をそのまま住宅ローンを組んだ場合と、頭金1,000万円を入れて4,000万円で住宅ローンを組んだ場合は、毎月の返済額が数万円も5,000万円で住宅ローンを組んだ場合のほうが高くなります。

まとめ

今回は、頭金は必ず必要・頭金の平均金額と用意方法についてご紹介しました。家を建てる時に、住宅ローンを利用する予定がある人は、頭金を用意したほうがよいでしょう。頭金があれば、いろんな選択肢を選ぶことができます。1つは頭金を使って住宅ローンの総額を減らすことができます。また、もう1つは頭金を月々の返済額にあてることもできます。このように頭金があることで、自由度が高まります。実際、日々の生活の中から頭金を貯めていくことは簡単ではありません。ただし、家のような高額商品を購入する場合、頭金の存在は大きく、必ず購入者の力になってくれます。できるだけ、頭金を用意することをおすすめします。本記事が、住宅購入で頭金での悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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